この記事では、1階と2階の間のネズミ駆除はどうすればいいのか?という疑問に答えながら、
・ネズミが発生する原因
・自分でできる駆除方法
・業者に依頼すべきタイミング
・再発を防ぐための具体策
を解説していきます。
では、さっそく原因から見ていきましょう。
1階と2階の間にネズミが出る主な原因とは
1階と2階の間にネズミが現れる理由には、家の構造や生活環境が大きく関係しています。
ここでは、なぜネズミが1階と2階の間に入り込みやすいのか、その主な原因を4つに分けて解説していきますね。
原因①:壁や床下の隙間から侵入しやすい構造だから
まず一番多いのが、家の構造上、ネズミが入り込みやすい隙間があるというケースです。
特に古い木造住宅では、外壁や基礎部分にできた小さな穴やヒビから、ネズミが簡単に入り込んでしまいます。
また、気づかないうちに配管工事などでできたわずかな隙間も、ネズミにとっては立派な出入口です。
ネズミは柔軟な体をしていて、500円玉ほどの隙間があれば通れると言われています。
そのため、人間の目では気づかないほどの小さなすき間も油断できません。
壁際の通風口・床下の通気口・エアコンの配管まわりなどは、特にチェックが必要なポイントですよ。
原因②:配管や配線まわりが通り道になりやすいから
2つ目の原因は、家の内部構造です。
多くの住宅では、1階と2階の間に配管や電気配線が通っています。
ネズミはこの細い空間を通路のように利用します。
暗くて人が入れず、天敵にも見つかりにくい場所なので、まさにネズミにとっての安全ルートなんですよね。
特に水道管やガス管の周りには少しのすき間ができやすく、そこから上の階へ移動していくケースも多いです。
もし夜中に、コトコト・カリカリと壁の中から音が聞こえるなら、配管経路を通って動き回っている可能性が高いです。
原因③:断熱材や天井裏が巣作りに適しているから
ネズミは暖かくて静かな場所を好むため、天井裏や壁の断熱材の中に巣を作ります。
特に1階と2階の間は、湿気が少なく、人が近づかない“安全地帯”なので、ネズミにとって理想的な住処です。
断熱材はやわらかい素材なので、ネズミが噛みちぎって巣を作るにはうってつけ。
その結果、家の断熱性能が下がったり、天井にシミができることもあります。
巣を作ると、そこで繁殖が始まり、数が一気に増えるのが怖いところです。
早い段階で気づかないと、気づけば“家族ぐるみで住み着いていた”というケースも少なくありません。
原因④:エサになる食品やゴミの匂いが集まりやすいから
最後に、エサの問題です。
ネズミはとても鼻が利くため、台所やゴミ箱、ペットフードなどの匂いに引き寄せられます。
1階のキッチン付近にある食材や、2階の子ども部屋で落としたお菓子のカスなど、家の中のあちこちに食べ物の痕跡があると、それが誘引源になります。
食べ物がある=安全で快適な場所と判断したネズミは、そこに巣を作るようになります。
たとえ食べかすが少量でも、夜中に活動するネズミには十分なごちそうなんですよね。
1階と2階の間にネズミがいるサインを見分ける方法
ここでは、1階と2階の間にネズミがいるかどうかを判断するためのサインを、実際の現場でもよくある例をもとに紹介します。
サイン①:天井や床からカサカサと物音がするか確認する
一番分かりやすいのが、夜間に「カサカサ」「カリカリ」「トトトッ」といった音が聞こえることです。
特にネズミは夜行性なので、深夜から明け方にかけて活発に動き回ります。
音の場所がはっきりせず、壁や天井の中で響くように聞こえるなら、ネズミが通路を走り回っている可能性が高いです。
また、同じ時間帯に同じ場所から聞こえる場合は、巣を作って生活している証拠とも言えます。
ただし、コウモリやイタチなども似たような音を立てることがあるため、音の種類や時間帯をしっかり記録しておくと、後で判断しやすくなりますよ。
サイン②:フンや尿の跡が落ちていないかチェックする
ネズミの存在を確かめる上で、フンの有無は非常に重要です。
フンは小さな黒い米粒のような形をしており、1cm未満の長細い形状が特徴です。
1階と2階の間であれば、天井裏の点検口やクローゼット上部の隙間などに落ちていることが多いです。
また、フンが乾いていれば古い活動跡、湿っていたり数が多い場合は、現在も出入りしている可能性が高いです。
尿も独特のアンモニア臭を放つため、天井付近にツンとした刺激臭を感じたら要注意です。
この段階で放置すると、衛生面でも悪化してしまいます。
サイン③:配線や木材にかじられた痕跡がないか見る
ネズミは常に前歯が伸び続けるため、硬いものをかじって歯を削る習性があります。
そのため、家の中では電気配線や木材、プラスチック部分が被害を受けやすいです。
もし天井裏の電線がかじられていたら、火災のリスクもあるので早急に対処が必要です。
壁の内部で異音がしている場合は、見えない場所で配線をかじっている可能性もあります。
また、巣材として断熱材を噛みちぎることも多く、そのまま放置すると冷暖房効率が下がることも。
こうした小さな被害は、放置するとどんどん広がっていきます。
サイン④:天井付近から異臭がしないか確かめる
ネズミが住みつくと、独特の悪臭が発生します。
フンや尿の臭いだけでなく、巣の中で死んだネズミの腐敗臭も混ざるため、非常に不快な臭いになります。
「掃除をしても取れない」「芳香剤でもごまかせない」と感じる場合は、すでに内部で活動している可能性が高いです。
特に夏場は臭いが強まりやすく、家の中全体に広がることもあります。
このような臭いは、早期に駆除と清掃を行わないと、ハエやダニの発生源にもなってしまいます。
1階と2階の間のネズミ駆除を自分で行う方法
ネズミがいるとわかっても、すぐに業者を呼ぶのはちょっと抵抗がありますよね。
ここでは、安全かつ効果的に自分で行うための4つのステップを紹介します。
方法①:侵入経路になりそうな隙間を塞ぐこと
まず最初に行うべきなのは、侵入経路を徹底的に塞ぐことです。
ネズミの駆除では、追い出すよりも入らせないことが大切なんですよね。
家の外壁や基礎部分、エアコンのホースの穴、通気口などを丁寧にチェックしていきましょう。
1cm程度の小さな隙間でも、ネズミにとっては十分な出入口になります。
塞ぐときは、市販の防鼠パテや金網、スチールウールなどを使うのがおすすめです。
ネズミは柔らかい素材を噛みちぎってしまうので、必ず金属系の素材で封鎖してくださいね。
家の外側だけでなく、キッチンの排水口の周りや天井裏への配線穴など、家の中の小さな隙間も要注意です。
ここからは入れないだろうと油断せず、隙間という隙間をチェックすることが大切です。
方法②:粘着シートや捕獲器を適切な場所に設置すること
次に行うのが、ネズミを捕まえるための仕掛けを設置することです。
代表的なものは、粘着シートと捕獲器です。
粘着シートは手軽で効果的ですが、置く場所を間違えると意味がありません。
ネズミは壁際を通る習性があるので、必ず壁沿いや角に設置してください。
また、一枚だけでなく複数枚を道のように並べると効果が上がります。
捕獲器を使う場合は、エサとしてピーナッツバターや煮干しなど香りの強いものを入れておくと効果的です。
ただし、捕獲後の処理は衛生面に注意し、手袋やマスクを必ず着用しましょう。
夜間に設置して、翌朝に確認するのがベストタイミングです。
もし数日経っても反応がない場合は、設置場所を変えて再チャレンジしてみてください。
方法③:忌避剤を使ってネズミが嫌がる環境を作ること
ネズミを追い出すには、忌避剤を使うのも効果的です。
市販の忌避剤には、スプレータイプ・くん煙タイプ・ジェルタイプなどがあります。
スプレータイプは、通り道やフンが見つかった場所に吹きかけることで、ネズミが嫌がって近づかなくなります。
一方、くん煙タイプは天井裏などの広い範囲を一気に処理したいときに向いています。
ただし、忌避剤はあくまで一時的な追い出し効果なので、根本解決にはなりません。
侵入口の封鎖やエサの管理と組み合わせることで、初めて効果が持続します。
また、ペットや小さい子どもがいる家庭では、成分に注意して安全性の高いものを選ぶようにしましょう。
方法④:エサになる物を徹底的に管理すること
最後に重要なのが、エサの管理です。
どんなに駆除しても、食べ物の匂いが残っていれば、また別のネズミが寄ってきます。
米びつやペットフード、パンくずなどは、密閉容器に保管しましょう。
生ごみは毎日処理し、ゴミ箱の蓋をしっかり閉めることも大切です。
また、ネズミは食べ物だけでなく、段ボールや紙くずなども巣材として集めます。
不要な段ボールを床に置いたままにしていると、そこが巣になるケースもありますよ。
エサ管理と清掃を徹底することで、ネズミがここは住みにくい場所だと感じ、自然といなくなる可能性もあります。
1階と2階の間のネズミ駆除を業者に依頼する判断基準
ネズミ駆除は確かに自分でもある程度できますが、被害が広がっていたり、構造の奥まで入り込んでいる場合は、プロの力が必要です。
ここでは、業者に依頼を検討すべき4つのケースと、費用・選び方のポイントをわかりやすく紹介します。
判断基準②:自力対策でも物音や被害が止まらない場合
最初の目安は、対策をしても音が止まらないことです。
粘着シートを設置しても効果がなく、夜中に天井から「カリカリ」「ゴトゴト」と音が続くなら、すでに複数匹が入り込んでいる可能性があります。
ネズミは非常に警戒心が強いため、少しでも人の気配を感じると、別の場所へ逃げて隠れてしまいます。
つまり、自力での駆除では追い出せても捕まえきれないことが多いんですよね。
また、繁殖スピードも驚くほど早く、2~3ヶ月で数十匹に増えることもあります。
何度も仕掛けても減らないと感じたら、早めに業者へ相談しましょう。
判断基準③:天井裏や壁内部での被害が疑われる場合
1階と2階の間というのは、実は人が直接入るのが難しい空間です。
そのため、もし壁内部や天井裏に巣を作られている場合、自分で完全に駆除するのはかなり困難です。
業者は特殊な機器(点検カメラや音響機器)を使って、ネズミの通り道や巣の位置を特定します。
その上で、駆除・清掃・消毒まで一括して行うので、再発防止まで含めた対応ができます。
壁の中でガリガリという音が続いたり、天井にシミができるなどの兆候があれば、すでに内部で被害が進行していると考えた方が良いです。
判断基準④:フンや死骸など衛生面の不安が大きい場合
ネズミは多くの細菌や寄生虫を運ぶため、衛生面のリスクが非常に高いです。
特にフンや尿、死骸を放置しておくと、ダニやハエが発生する二次被害に発展します。
家庭用の掃除機で吸い取ると、ウイルスが空気中に舞ってしまう危険もあります。
そのため、感染症のリスクを避けるには、専門業者による防護・消毒処理が最も安全です。
小さい子どもやペットがいる家庭では、少しでも異臭や汚れを感じた段階で相談するのが安心ですよ。
判断基準⑤:再発を防ぐために徹底調査が必要な場合
ネズミ駆除で最も重要なのは、再発させないことです。
一度駆除しても、侵入口を完全に特定・封鎖できなければ、数ヶ月後にまた戻ってきます。
業者は赤外線カメラや煙テストなどを使って、侵入経路を徹底的に調べます。
さらに、封鎖後に清掃・消毒・防臭まで一貫して行ってくれるため、長期的に安心できます。
自分で対策しても毎年出てくる・封鎖したはずなのに音が再発したという場合は、プロに頼むタイミングです。
1階と2階の間にネズミを再発させないための対策
ここでは、1階と2階の間のネズミを二度と寄せつけないための具体的な対策を紹介します。
対策①:侵入口になりやすい場所を定期的に点検する
まず最も大切なのが、侵入口のチェックを定期的に行うことです。
ネズミは、建物の劣化や小さなヒビを見逃しません。
ほんの1cmの隙間からでも入れるため、放っておくとすぐに再侵入してしまいます。
特に注意したいのは以下の4か所です。
- 外壁や基礎のヒビ割れ
- エアコンや換気扇の排出口
- 屋根裏の通気口
- 配管や配線の取り付け部分
これらの場所は、季節の変化や雨風の影響で徐々に隙間が広がることがあります。
半年に1回程度の点検を習慣にしておくと安心です。
また、防鼠パテや金網で一度封鎖した箇所も、剥がれていないか定期的に確認してくださいね。
対策②:食品やゴミを密閉して保管する習慣をつける
ネズミを寄せつけないためには、エサになるものを完全に断つことが重要です。
ネズミは匂いに非常に敏感で、わずかな食べ残しの匂いでも引き寄せられます。
食品は必ず密閉容器に入れ、米びつや調味料もきちんとフタを閉めて保管しましょう。
また、ゴミ箱のフタも密閉タイプにし、可能なら毎日ゴミを出す習慣をつけてください。
ペットフードも忘れがちなポイントです。
夜間に出しっぱなしにせず、食べ残しは必ず片づけておくと良いですよ。
対策③:天井裏や床下の清掃と整理を心がける
ネズミは、物が多くて暗い場所を好みます。
つまり、散らかった空間はネズミにとって最高の隠れ家なんです。
1階と2階の間の空間に直接入るのは難しいですが、押入れやクローゼット、床下収納などに物を詰め込みすぎると、ネズミが通り道にしやすくなります。
年に数回は収納スペースを整理して、不要な段ボールや古紙などを処分しましょう。
これだけでも、ネズミの居心地がぐっと悪くなります。
また、天井裏に入り込める点検口がある場合は、掃除機やスプレー式の除菌剤を使って清掃しておくと効果的です。
埃やフンを取り除くだけでも、匂いが減って再侵入を防げます。
対策④:外周や屋根まわりの劣化を早めに補修する
意外と見落とされがちなのが、屋根や外壁の劣化です。
雨風にさらされる場所は、時間とともに隙間や穴ができやすくなります。
特に、屋根と外壁のつなぎ目、ベランダの下、雨どいの裏などは、ネズミが侵入する定番ルートです。
定期的にチェックして、穴やヒビが見つかったらすぐに補修しましょう。
また、庭木の枝が屋根に触れている場合は、そこからネズミが屋根裏に渡ってくることもあります。
枝を短く剪定して、家に触れないようにしておくことも有効です。
1階と2階の間のネズミ駆除についてまとめ
1階と2階の間のネズミ駆除で最も重要なのは、原因を見極め、再発を防ぐことです。
ネズミはわずかな隙間から侵入し、断熱材や配管のまわりを通って巣を作ります。
夜のカサカサ音やフン、異臭などのサインがあれば、すでに活動している可能性が高いです。
自力で行う場合は、隙間の封鎖・捕獲器の設置・忌避剤の使用・エサ管理が基本。
それでも被害が止まらないときは、専門業者に依頼して徹底的に調査・駆除を行うのが確実です。
そして、駆除後の定期点検や清掃、食べ物の管理、家の外壁の補修といった再発防止策を習慣にすることが大切です。
この積み重ねこそが、ネズミを完全に遠ざけ、安心して暮らせる家を守る鍵になります。
